「ペットが好きだからペットサロンの経営もいいかも」と考えているものの、「どんな資格が必要なのか分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
ペットビジネスの需要は近年ますます高まっており、愛犬家にとって信頼できるサロンは欠かせない存在です。しかし、開業に向けて必要な資格や準備は多岐にわたります。
今回は、トリミングサロンを開業するために欠かせない資格と、成功するためのポイントについてご紹介していきます。
開業に向けた具体的なステップを知り、理想のサロンを実現するための準備を進めましょう。
トリミングサロンの開業に必要な資格は動物取扱責任者のみ
トリミングサロンを開業するために、必須の資格は「動物取扱責任者」です。この資格は、各店舗に最低1名選任することが法律で義務付けられています。
動物取扱責任者は、動物の適正な取り扱いや衛生管理を監督する役割を担い、店舗運営において重要な役割を果たします。ただし、必ずしも経営者自身がこの資格を取得する必要はありません。
資格を持ったスタッフを雇用し、そのスタッフを動物取扱責任者に任命することで、店舗の経営が可能です。このため、経営者自身がトリマーとしての実務経験がない場合でも、サロンを運営することができます。
動物取扱責任者の次は、第一種動物取扱業登録の届出の提出
動物取扱責任者の選任はトリミングサロン開業の第一歩ですが、それだけではサロンの運営はできません。サロンを正式に営業するためには「第一種動物取扱業登録」の届出を行うことが必要です。
この届出は、動物の取り扱いに関わるビジネスを行う際の法的義務であり、地域の自治体に申請し、登録を受けることで初めて営業が許可されます。登録には、動物取扱責任者の選任が前提となりますが、その他にも施設の設備や衛生管理体制、動物の福祉を守るための規定に適合していることが求められます。
つまり、資格を持った人材を確保するだけでなく、営業施設そのものが法律に適合していることを証明する必要があります。この届出を怠ると、法的なトラブルに発展する可能性があるため、サロンを円滑に経営するためにも、忘れずに提出しましょう。
★動物取扱責任者や第一種動物取扱業登録については「【愛犬ブーム】トリミングサロン経営準備に必要な完全ガイドを紹介!」こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は参照ください。 |
第一種動物取扱業登録は更新も忘れずに!
第一種動物取扱業登録を届け出た後は、5年ごとに更新していく必要があります。
以下に申請後から更新までの流れを記載しましたので、参考にしてください。
- 登録申請
- 施設立ち入り調査
- 登録証交付
- 営業開始
- 定期立ち入り・動物取扱責任者研修受講
- 登録更新申請
これ以外に、動物取扱責任者の氏名など申請事項に変更が生じた場合は届出が必要です。
必要な手続きをしっかりと確認し、余裕を持って準備を進めましょう。これにより、安心して営業を続けることができます。
トリミングサロンの開業で失敗しないためのポイント
トリミングサロンを開業する一方で、経営がうまくいかず失敗してしまう方も少なくありません。多くの要因が関係しますが、特に、初めてのサロン運営では、集客不足や運営コストの管理が難しく予想外の課題に直面することがよくあります。こうした失敗を避けるためには、入念な準備と計画が不可欠です。
その一つの有効な方法が、フランチャイズに加盟することです。フランチャイズに加盟すれば、すでに確立されたブランド力や、経営ノウハウを活用することができ、開業時のリスクを大幅に軽減することが可能です。独自で開業する場合と比べて、マーケティングや集客面でのサポートを受けられるため、経営の不安を軽減し、成功に近づけるでしょう。
さらに、フランチャイズのサポートにより、店舗運営におけるさまざまな課題にも対応しやすくなります。初めてサロンを開業する方や、失敗を避けたい方には、フランチャイズ加盟が強力な選択肢としておすすめです。
I’s Dog(アイズドッグ)でもフランチャイズ展開を開始しており、愛知県内ですでに5店舗を展開しています。ペット事業における豊富な経営ノウハウもありますので、興味のある方はぜひご連絡ください。
トリミングサロン開業に必要な資格とポイント まとめ
トリミングサロンの開業には、まず動物取扱責任者を選任することが必要です。資格は自分で取得しなくても、責任者を選任すればオーナーとして店舗を運営できます。ただし、これだけではサロンの運営はできず、第一種動物取扱業登録の届出を提出することが不可欠です。
さらに、開業後の経営には多くの課題が伴いますが、フランチャイズに加盟することでブランド力や経営ノウハウを活用し、失敗のリスクを大幅に減らすことが可能です。
これらのポイントを押さえてしっかりと準備を進めることで、成功に向けた確実な一歩を踏み出しましょう。